こんにちは。たいへんご無沙汰です。 顧客ブロガーITOです。 本日はタイトルの通り、 MTのシフトレバーについての一考察。 ちょっと前から 4速に入れるのに違和感がありました。 何かに引っかかってしまい スムーズにスルッと入ってくれないのです。 いつの間にか そのクセが常態化していくと同時に、 私もコツを掴んでいきました。 シフトレバーを右側に寄せつつ、 真っすぐ下向きにストロークさせるのではなく、 ほんのちょっとだけナナメ左下に向かって 下ろすような意識をして4速に入れる。 超ビミョ〜〜〜〜〜な感覚ですが、 それで問題ありませんでした。 ただその症状は 日に日にクッキリと現れるようになり、 慣れない他人が乗ったら おそらく『4速に入らんぞ!』と わめき散らすんじゃないかと思えるほどの 状態になっていたのです。 そのクセが付いていくと同時に リバースに入れる際も、 変化が現れるようになっていました。
ヨッコラショ!とリフトアップすることなく、 ほんのちょっとだけ浮かせ、 リフトアップをするフリだけで
バックギアに入るようになっていました。 普段のワタシは それほど雑なシフト操作をしていないつもりです。
だけど何か手癖が悪いんでしょうか。
で、ミニ乗りのベテランさんであれば
何が起きているのか
察しが付くのかもしれませんが、
メカに弱いワタシなどは
どうしていいのかさっぱりわかりません。
そこでC.C.Oに相談しました。
「ハウジング内のプレート摩耗かな。
操作のコツを掴んでいるのであれば緊急度は低い。
でも気になるようなら直せるよ」
とのこと。そりゃ直すでしょう。
リフトに吊るし上げられ手術開始。
画像をご覧のとおり、
シフトレバーハウジングを開けて取り出した
パーツ(のグリスを除去した状態)がこちら。
赤丸のヵ所が削れています。 そんなにガシガシ操作していないつもりでも クセが付いて摩耗してしまうんですね。 てなわけで、 対策パーツを施していただき、 帰路はまるで違うミッションに乗せ換えたように とてもスムーズでした。 ありがたや〜〜〜。 で、思いました。 今どきの電制パーツ盛り盛りのクルマだと 小さなトラブルひとつでも 何が原因でそうなっているのか 診断モニタで探らないといけませんが、 機械式の道具だと こうしてメカニックの勘どころだけで 何が発生しているのか察するし、 どこに何を施せばいいのかも知っているし、 修理も手仕事で完結できます。 コンピュータ制御モノだと 熟練だろうがローキャリアの新人だろうが、 診断ソフトに依存して、 不具合ヵ所の部品交換ってことですよね。 メカニカルな不具合だと 下手したら迷宮入りしてしまう? 電子制御じゃなく、 機械式のミニだからこそ 人の作業で対応ができちゃうって素晴らしい。 でも、そのノウハウが肝心だよなあ。 熟練ってそういうことですね。
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