こんばんは。CCOです。
今日はシリンダーヘッドの組みつけです!
もちろん組み付けるのはチューニングヘッドですが、
工場長のエンジンはひと味違います(^^)/
そもそもシリンダーヘッドとは・・・
・ 空気(混合気)を吸う場所であり
・ 燃焼ガスを吐く場所であり
・ 圧縮(燃焼室容積)を高める場所であり
・ 燃焼効率を決める場所
かな。
まぁ、ザックリいうとこんな感じです。
で、チューニングヘッドは何かというと、
この上の項目に
『もっと!』を付け加えるということです。
ポート研磨やビックリバルブ、
燃焼室形状加工、圧縮比上昇加工など、
チューニングヘッドには
さまざまな加工が施されています。
工場長的には最近のチューニングヘッドは
あまり好みではないので、
昔のジャンスピード製か
リチャードロングマン製がいいかなーって
勝手に思っています。
アルミのチューニングヘッドもいいね!
って思いますが、もちろん高くて買えませんww。
ちょっと気にくわない所もあるんですけどね
(僻みですw)
で、今回取り付けるチューニングヘッドがこちら↓
リチャードマン製チューニングヘッド。
このヘッドとはもう15年近い付き合いです(#^.^#)
さっきも書きましたが、
工場長がチューニングヘッドにする理由は
『いっぱい吸っていっぱい吐きたい!』んです!
いっぱい吸うために今回は1300ccの
チューニングヘッドを1000ccに組み込みます。
1000ccのヘッドに比べて1300ccの方が
バルブが大きいです。
もちろんバルブが大きくなるとリスクも発生します。
バルブの重量が重くなる
↓
バルブが閉じるときに重たい分だけ
閉じるスピードが遅くなる
↓
バルブサージングが起きる
↓
バルブスプリングを強くする
↓
フリクションロスが増大する
ってな感じです。
バルブサージングとは、
エンジンが高回転の時に、
吸排気バルブがカムシャフトの動きに
追いつかなくなることです。
このフリクションロスと相殺しても
結果的にパワーが上がるので
みんな付けるわけですよね~
ただ、バルブスプリングを強くすると、
サージングは解消するかもしれませんが、
それ以外にも結構悪影響を
与えるんですよね~~(-_-;)
だから、スプリングはあまりキツくしない方法を
考えなくてはいけません
で、今はこんな感じになってます↓
今どきの国産車のバルブを使用する。
バルブシャフト径はMINIのパーツは7.1mm。
最近の国産車は5.5mm!!
もうそれだけで結構軽くなります!
そして毎度おなじみ、安いしねw
バルブがインテーク 一本1300円
バルブガイドが400円くらいだったかな。
燃焼室形状もそのままではなく、加工してあります。
流体力学までは本腰を入れて勉強してませんが、
空気の気持ちになって
気持ちよく入ってもらえるように削りました(^^)/
ガスケットも信頼性の高いメタルガスケットを入れて・・・
組み上げちゃいました!
もちろんロッカーアームは
フリクションの少ないローラーロッカー(標準比)を
チョイスしてあります。
バルブタイミングを調整すれば完成です!
撮影日時:2017/2/24
レース出走予定日まで 24日⌛